歯の豆知識│川口にある歯周病・インプラントの歯医者 吉野歯科医院

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歯の豆知識Tips

ホワイトニング

1.ホワイトニングの目的と副次的効果

ホワイトニング

容姿をより美しく若々しく見せるよう白い歯を保つことは、アメリカ、カナダなどではエチケットとして定着しているといわれています。日本でも、歯磨き粉のCMなどの宣伝効果もあってか、芸能人やモデルはもちろん、営業職で働く人たちなど、歯をより白くしたいと考える人が増えいるようです。
しかし、残念ながら日々の歯磨きだけで真っ白な歯を保つことは難しいです。そこでおすすめしたいのが、歯の表面に薬剤を塗布して、実際の色より歯を白くみせるホワイトニングです。もちろん健康に悪影響はありません。

ホワイトニングは、まずメンタル面での健康効果が大きいです。白く輝く歯は、その人を若々しく、躍動的に見せるからです。会う人の印象を良くするだけでなく、本人にも自信がつきます。

ホワイトニングを希望する人には、営業や接客の人、就職活動、結婚式前のカップルなどが多いといいます。全体で見ると20~30代の働く女性が中心ですが、「若返るから」と喜ぶ年輩の人などさまざまな年代、性別の人がホワイトニングを受けるそうです。中には笑顔に自信が持てるようになって就職が決まった、仕事がうまくいったという人までいるそうですから、その効果はあなどれません。

また、ホワイトニングにより得られた白い歯を保つことは、患者さまのモチベーションの向上にもつながります。

2.ホワイトニングの種類

ホワイトニングのメカニズム
ホワイトニングは実際どのようにして行うのでしょうか?ホワイトニングに使われる薬剤は、過酸化水素や過酸化尿素。これらの薬剤は、一定温度になると酸素と水に分解されます。
その際、酸素が歯のエナメル質の色素と結びつき、着色物を無色透明に分解するというしくみです。
ただし、象牙質の色は変化しないため、象牙質が変色していれば見た目の印象はホワイトニングをする前と変わりません。
その場合は、光の反射でエナメル質が白く見えるように加工する方法があります。
ホワイトエッセンスの場合、エナメル質を構成する無数のエナメル小柱の形を角状から球状に変化させることで、光が乱反射するようにします。すると、曇りガラスと同じように透明だったエナメル質が白く見えます。その結果、象牙質の黄色が見えにくくなるというわけです。

ホワイトニング

1)ホームホワイトニング

ホワイトニング

一人ひとりのお口に合った専用のホワイトニングトレーを作成し、トレーにホワイトニング剤を注入して使用する。1日2時間程度の使用を毎日続けると、2週間くらいで効果を実感できる。早い方だと、数回の使用から効果が現れるが、基本的には、ブリーチングに比べると、漂白効果が現れるのに時間がかかる。
トレー作成後は、自宅で行って頂くが、ジェルを入れすぎて歯肉に付着すると、歯肉の変色、知覚過敏の原因などになるため、注意が必要。 透明感ある仕上がりが得られる。

2)オフィスホワイトニング

ホワイトニング

歯の表面に漂白剤を塗り、光をあてて色素を分解し、白くする方法。
歯の表面にホワイトニングの薬剤を塗布し、光を照射して、その後1分くらい水洗するのを1ターンとして、1回の来院で、3~6ターン行う。そのため、1回のブリーチングには、30~40分程度かかる。
1回の来院で行うターン数は、着色の程度、年齢、歯の厚さ等によって異なる。また、過度のターンを1回の来院で行うことは、処置後に疼痛を引き起こす可能性があるため、6ターンを限度にする。
改善された状態を確認し、希望の白さと一致するかを評価して、必要があれば、1週間の間隔をおいて、再度、同様の工程を繰り返す。
即効性があるが、白濁したチョーク様の白さになる。

3)デュアルホワイトニング

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する方法。個々人によってタイムスケジュールや組み合わせ方が若干違うが、単独方法よりも早く、高い効果(即効性+透明感)を得ることができる。

4)タッチアップホワイトニング

後戻りしてきた場合、タッチアップホワイトニングによってもとの白さを得られる。半年から一年に一度、クリーニングと追加漂白を行う。追加漂白は、依然使用したホワイトニングトレーを用い、1~2回ホームホワイトニングを行ってもらう。

5)O.T.C

Over The Counter =市販のホワイトニンググッズ。アメリカではさまざまな種類が提供されている。

■歯研剤

■マニキュア

■セロハン

3.ホワイトニングの特色

メリット
1. 自分の歯を削らずに白くなる
2. 麻酔を使用しない
3. 2~3回の来院で白くなる
4. 自宅でも可能である
5. 削ってかぶせるよりも経済的である
6. 痛みを伴わないので心理的負担がない

デメリット
1. 効果は半年~約2年程度である
2. 半年~1年に1度メンテナンスが必要となる
3. 一過性の知覚過敏を生ずることがある

付け加えて説明すること

ホワイトニング

● 歯の本来の白さを取り戻す方法のため、もともとの歯の色以上に白くすることはできません。
そのため、先天的な着色歯、重度のテトラサイクリン(胎児期、幼少期における抗生物質の過剰投与による変色歯)、虫歯や歯髄(歯の神経)が死ぬことで歯が黒ずんでいる場合などには、あまり効果が期待できません。

● もとの歯がまだらになっていたり、斑点状に白い部分がある場合、その模様が消えて、均一な白い歯になるわけではありません。もとの状態よりも、多少の改善はみられるかもしれませんが、基本的には、もとの状態のまま、全体的に白くなります。

● 歯の本来の自然な色は、やや黄色味を帯びています。それは、白色半透明のエナメル質を透かして、象牙質の色を反映しているためです。そのため、完全な白色をお望みの時には、この方法は適していません。

● ご自身の歯を白く戻すことはできますが、以前に行った治療による修復物などの色は変わりません。そのため、レジン(歯科用プラスティック樹脂。時間の経過と共に、徐々に変色する素材)などを用いた治療が、目立つ部位にある場合には、色合いが不適になる場合があります。
ご希望によりレジンや金属の修復物を、お好みの白さのものに、お取替えいたします。

● ホワイトニング後、日常の歯の使用により、徐々に着色性の付着物が付着してきます。現在のところ、残念ながら、完全に後戻りをしないホワイトニングは、存在していません。そのため、ホワイトニング施術後およそ6ヵ月くらいで、術前に近い状態に後戻りしてしまいます。(歯質、生活習慣、セルフケアによって、効果の持続期間には差があります)後戻りを遅らせるためにも定期的な検診にいらしていただき、メンテナンスを行っていったほうがよいと思います。

ホワイトニング 動画 (通常版)

ホワイトニング 動画 (字幕版)